退避火より堆肥化by50歳

農作物の残渣を微生物に分解してもらい堆肥化します 農力を活かす

農地でなら農作物の残渣処理として焼却をする時に限り合法です。しかしながら、近隣の方を退避させるほどの火煙になるのなら、堆肥で活かした方がいいケースもあります。今回、サツマイモの収穫後に大量のツルや葉の残渣が残ったので、腰を痛めないよう配慮して堆肥化してみようと思います。

田畑の近くで住宅に住む際に覚悟すべき事:農業残渣の焼却

田畑では、農作業により残渣(農作物のゴミ)が発生するため、法律で特別に農業者にそれら残渣の焼却が許されています。そのため、田畑の近くに住む場合、多少の残渣の焼却は覚悟しなければなりません。

許容の範囲内の農作物の残渣の焼却
種類別に残渣を分け、できるだけ燃やさないように工夫するのも、近隣の住民や環境のために重要なことです。

住宅が近くにある場合の田畑を管理する上での配慮

勿論、農業者側も住民が退避が必要な程の火と煙が出る焼却はできる限り避ける配慮が必要です。

野焼き

堆肥化への道

そこで、父母の代わりにサツマイモ掘りをしてでた大量のツルと葉を堆肥化することにしました。

収穫したサツマイモ

サツマイモのツルと葉の山がでました。

サツマイモのツルと葉の残渣の山

第一段階:サツマイモのツルと葉の切断

穴を掘り、この中にサツマイモのツルと葉が分解されやすいように切ります。

妻が、腰の負担軽減を図るため、義理の父から借りた自動押切機で切断を始めました。

妻が義理父(私の父)から借りた自動押切機

かなり効率的にできます。ただ、一度にたくさんのツルと葉をつかみ切断できる人が使ったほうがいいと、私に代わるよう言ってきました。

サツマイモのツルと葉と押切機でそ切断しながらさかんに私にやるよう言ってくる妻

そのため、言われるがままにたくさんのツルと葉を持ちながら自動押切機を使うことにしました。

自動押切機を全開したところ

ネーミングが斬新。でも、実際は動力でなく、人の力を活かして切ります。

自動押切機360㎜

手で取ってを下に降ろして切る単純な構造です。

自動押切機を切った後の取っ手の状態

一方で、妻は鎌でやり始めました。

私も本格的に自動押切機で参戦

自動押切機もそうですが、鎌も自分の手を巻き込まないよう、焦らず気を抜かず行います。

自動押切機を私が、妻は鎌を使います

腰の弱い妻は先に休ませ、私が残りを自動押切機でどんどん切り穴に入れていきました。

私が残りを自動押切機で処理

すると、泣き出しそうだった空からぽつぽつと雨粒が落ちてきました。

雨が降ってきました

雨が本格的に降るまでに全てのサツマイモのツルと葉を切り、穴に入れることができました。

雨が本格的に降る前にちょうど全てのサツマイモのツルと葉の山を処理しました

第二段階:サツマイモのツルと葉を堆肥化のため埋設

後日、晴れの天気がある程度続いた日にサツマイモのツルと葉の埋設を始めました。

切断したのとは別の日にツルと葉の埋設を始めました。

ツルと葉がかさばっているので、踏んで穴に埋め込みます。

かさばるツタと葉を踏んでいきます。

ヌカを上からまきます。

ヌカを入れ始めます

全体に振りかけます。

穴に入ったツルと葉全体にヌカをまきます

土をかけていきます。

土をツタと葉にかぶせていきます

完全に埋め終わりました。

ツルと葉全体に土をかぶせました。後は微生物が分解するのを待ちます。

後は微生物が堆肥化するのを待つばかりです

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