上の図の通り、地方では農業者家族、住民、行政が散策や散歩、農作業の際に環境を見守り、更に水害や獣害予防の対策をとることで、結果として住みよい街づくりになります。
水害から命を守る田園の見守り
隠れた水田の役割:田んぼダム
のどかな田園風景ですが、実は地域の方々の生活にも直結する重要なことと関連しています。
西日本豪雨の際に被災した商店です、近くに高いコンクリートの護岸があったのに、川からあふれた濁流にのまれてしまいました。こうして増水する前に一時的に水を貯める役割、それが田んぼにはあります(田んぼダム)。
田んぼダムの仕組
田んぼダムは、一定量を田んぼに溜め、川の急激な水位上昇を防ぎます。
ダムの次は、再び田んぼに水を貯めるために、”田んぼダム”を自分で設置しました。#田んぼダム #大雨 #タイムラグ #侵水 #防ぐ pic.twitter.com/iF2zicg9qs
— アウトインドア派でいく (@nounoutoiki6) July 29, 2023
普段圧倒的に自然との触れ合いをする農業者が高齢化していく中、彼らだけで自然に関心を寄せるだけでは不十分です。
散歩をされる方、普段見慣れない光景、聞きなれない音にお気づきの際は、行政にお知らせください。残念なことに、災害の原因となる山地の大型開発をしている者もいるのです。
親子で田園(環境)を見ながらの散歩です。
田んぼダム機能の保全
山際の農道を自然観察しながら散歩していると、、、
害獣からの距離を保つ田園の見守り
荒れた山は害獣の格好の住み家となります。荒れないようにする試みが必要です。
この映像で情報を広げてくれた近所の住人の方のおかげで、近くにカモシカが存在する、と警戒する共通認識を得ることができました。
害獣の被害
カモシカ被害
ニホンカモシカは捕まえようとしない限り人間に危害を与えませんが、野菜を狙います。
人慣れすると、昼間でも人前にでてきます。
サル被害
イノシシ被害
田んぼは野生動物と住宅街とのよい緩衝地帯となりますが、近くの荒地を放置していると、特にこのようなイノシシに至ってはやっかいです。
早期の発見者になりましょう
行政、農業者とのタッグで環境を良くする
散歩は人と会い、地域の環境を良くするきっかけです。途中で何かしら自然環境の異常を見つけたら、行政に報告しましょう。
業界が衰退していく中でがんばっている農業者家族はきっと熱い心を持っています。情報が共有できればきっと力を合わせてくれるはずです。自分の健康と共に環境を守るきっかけづくりをしましょう。
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