スキッジャーは成長した雑草取りにも活かせます

稲と同じ高さにまで成長した雑草:ヒエ 農力を活かす
きれいに生えそろった稲の中ではひときわめだってしまいますよね

高くまで成長するヒエのような雑草の場合、途中から切る、根ごとひっこ抜く、といった方法で除草する方法がありますが、いずれにせよ手間と身体的疲労を伴うものになることが多いです。そこで、スキッジャーを活かすことで、できるだけ負担をかけない方法で除草する方法を試して、ある程度自分の形となり草の除草を行えるようになったので、皆様にお伝えしたいと思います。

途中から切る場合

暑い盛りの真夏の最中に途中から切るのでは、その切り口から続々と再生して穂を付けられるため、再び刈り取る必要があることを覚悟しなければいけません。

しかし、どうしても根が地面から離れないような場合は草刈かっちゃん等で、できるだけ地面に近い位置で株から伸びる全ての穂を切る必要があります。

草の茎を途中で草刈かっちゃん等で切り取る除草法
こうして見ると、見た目には一時的にすっきりしますが、再び生えて穂をつけられる恐れがあります。

草を手で抜けちゃう場合

こうして、たくさんのヒエどもが茂りまくる田んぼの中でも、ある程度根元が水に付いた草や、雨の後のぬかるんだ地面なら比較的弱い力でもこいつらを抜きやすいです。

少しの草を残したこの箇所が苦労を招く
最初はこんな状態で大したことないですが、草は少しでも残すとどんどん成長し、手に負えなくなるほどになります。

水に完全に根元の付いた草は、このように草刈かっちゃんの力を借りることなく抜けました。

水で満たされた場所の草取り
地面がある程度固まった場所に生えたヒエ等の草で、ある程度成長したものでもこの通りに簡単に抜けます。

なかなか抜けない場合:スキッジャーを活かして成長した草を抜きます

しかし、こんな風に水気を失いつつある場所に生えた成長した草を抜くのは至難の業です。

固くなりつつある田んぼほ圃場
このように地面がヒビ割れるくらいの地面に生えた草ともなると、成長した雑草の根は地面から抜きにくい状態になってしまいます。

スキッジャーで田んぼの草取り

①見つける

ぶれててすいません。あまりの草の多さに草への怒りを抑えられませんでした(^^;)

遠くにひろがる田んぼの中の成長した草(ヒエ)
正直めんどくさいですが、この状態を放っておくと、穂から種をまき散らし、来年以降に草が更に増えていきます。

②目標を見定め近づく

この草どもを近くでよく見ると、こんな感じで憎たらしく生えています<`ヘ´>

近づくと意外と大きい成長した雑草
遠目ではそれほどきにならなくても、たくさんの種をまき散らす可能性があるので、まき散らす前に抜き取る必要があります。

③手前の根元に刃を入れる

このようにしてスキッジャーの刃を根の下辺りに入れるイメージで指し込みます。

まずは正面からスキッジャーの刃を指し込みます
スキッジャーの刃の先端を斜めからヒエの急所とも言うべき根の下辺りに入れる感覚で土めがけて突き刺していきます。

④だめなら利き手側からもう一回指し込みます

利き手側から指し込む
正面の次に指し込みやすい利き手側の右側から指しこんでみます。

⑤更にそれでもだめなら利き手の反対側から指し込みます

利き手と反対から指し込む
やりやすい場所から徐々にやりにくい場所へと指しこむ場所を変えていくことで無駄な労力をできるだけかけずに済むかもしれません。

⑥更に更に物語りの大きなカブくらい抜けないものは、とどめで正反対から指し込みます

スキッジャーの刃を反対から指し込む
最初にアプローチした正面とは正反対の方からスキッジャーの刃を指し込みます。

根ごとでこんなに多くの草が取れました。

スキッジャーを活かして比較的固い地面に生えた草を取ることができました
比較的固い場所になると、成長した草を引き抜こうとすると、腰にかなりの負担となるので、スキッジャーの活用がお勧めです。

まとめ

ヒエは成長段階で除草しても、しぶとく生きるためのあらゆる方法を駆使して成長するための術を繰り出してきます。このようなヒエに対抗するためには、ある程度成長させてから、スキッジャーを活用し穂から種をまき散らす直前に刈り取るのも有効な除草法です。

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