農家にとって農機具の修理は割に合わないと、その改善策をChatGPTに愚痴混じりに問いかけたところ、”予防的なメンテナンスをするといい”と返され、これに同調し来シーズンにトラブルが想定される突起付ベルトを筋力と脳を活かして修理交換してみることにしました。
- 中古品の利点
- 予防的なメンテナンスの実施
- エアーでホコリを取る
- カバ-を外します
- 更に見えるカバーも外し、チェーンが完全に見えるようにします
- チェーンとその歯車を外します
- オイルホースの全体を若干右側へ動かし、緩めます①→②→③
- 前方裏側のオレンジカバーを外します
- カバーに隠れたネジも外していく
- デバイダー間を渡す手すりも外す
- 3か所のネジを外す
- 刃を外す
- ギアボックスの歯車のバネとプレートを外す
- 最も内側のカバーのネジを外す①②③
- 最も内側のカバーを横に避けて立てかけておく
- シャフト横固定バーの割ピンを外す
- シャフト横固定バーの2つのネジを取り引き抜く
- オレンジカバーとギアケース上部のネジ、各2つを外す
- ギアケースの下部を引き抜く感じで手前に引いて外す
- ギアケースの内部にホコリが入らないよう置いておく
- 稲搔き込みベルト(突起付ベルト)のボルト.コマ.プレートを下から外す
- 稲搔き込みベルト(突起付ベルト)の上部ボルト2こを外す
- パッカ内部のワラを掻き出し、エアーで仕上げる
- 搔き込みベルト(突起付ベルト)をシャフトまでくぐらせて外す
- 搔き込みベルト(突起付ベルト)を新品にする
- 稲の搔き込みベルト(突起付ベルト)を換えたら付属品を元どおりにはめ込む
- ギアケースを点検
- 上部の繋ぎ目の汚れを落とす
- 下部繋ぎ目の汚れを落とす
- シャフトにグリススプレーを吹き付ける
- ゴムハンマーで外枠右を叩きながら下部シャフトを差し込む
- 上部シャフトに近づけ穴に差し込む
- ネジ穴の位置に合わせる
- ネジ穴を合わせ、ネジで固定する
- 全てのネジやカバーを撮った写真を参考に元どおりにはめ込む
- まとめ
中古品の利点
私は、稲作に中古の稲刈機(コンバイン)を購入して使っています。なぜなら、始めた当初とても新品のコンバインを導入する余裕はなかったためです。しかし、中古の利点は安いだけではありません。
費用が安く済むのは当然
私のコンバインは250,000円(税込)しました。これでも新品は1,100,000(税込)することを考えると約20%の価格で済み、初期投資をかなり抑えられました。
古い技術は素人でもメンテナンス可能
数十年前のコンバインは半導体・コンピューターに制御されているわけではありません。しかし、その分比較的構造が単純な部分があるので、私のようなド素人でもセルフメンテナンス可能です。
中古品の構造が単純なことによるメリット
構造が単純だと、全体としての構造が大体理解でき、状態を理解するのに時間を要しない、というメリットがあります。したがって、予防的なメンテナンスも可能になります。
予防的なメンテナンスの実施
稲刈りで書き込み突起付ベルトがレールから外れ、そのベルトを応急的に戻すことはできていましたが、ベルトの突起の欠損は直さずそのままでした。
田んぼで自宅wi-fiを使い、スマホで調べても、突起ベルトは現場で直せそうになかったからです。
そこで、農作業が一段落したこの秋に来年の稲刈りに向けてベルトの交換をすることにしました。
エアーでホコリを取る
矢印のエアーでホコリを払っていきます
カバ-を外します
更に見えるカバーも外し、チェーンが完全に見えるようにします
チェーンとその歯車を外します
オイルホースの全体を若干右側へ動かし、緩めます①→②→③
①→②の拡大写真
→③の拡大写真
前方裏側のオレンジカバーを外します
カバーに隠れたネジも外していく
デバイダー間を渡す手すりも外す
3か所のネジを外す
刃を外す
ギアボックスの歯車のバネとプレートを外す
最も内側のカバーのネジを外す①②③
最も内側のカバーを横に避けて立てかけておく
シャフト横固定バーの割ピンを外す
シャフト横固定バーの2つのネジを取り引き抜く
オレンジカバーとギアケース上部のネジ、各2つを外す
ギアケースの下部を引き抜く感じで手前に引いて外す
ギアケースの内部にホコリが入らないよう置いておく
上下シャフトから分離後のギアケースです
稲搔き込みベルト(突起付ベルト)のボルト.コマ.プレートを下から外す
稲搔き込みベルト(突起付ベルト)の上部ボルト2こを外す
パッカ内部のワラを掻き出し、エアーで仕上げる
搔き込みベルト(突起付ベルト)をシャフトまでくぐらせて外す
結局、突起付ベルトは、2か所も突起部分が欠損してました
搔き込みベルト(突起付ベルト)を新品にする
稲の搔き込みベルト(突起付ベルト)を換えたら付属品を元どおりにはめ込む
ギアケースを点検
上部の繋ぎ目の汚れを落とす
下部繋ぎ目の汚れを落とす
シャフトにグリススプレーを吹き付ける
ここで、シャフトを差し込む際にシャフトと外枠の感覚のバランスを考慮する
少しのズレでもハマってくれないので、バランスを補正する必要があります
ゴムハンマーで外枠右を叩きながら下部シャフトを差し込む
上部シャフトに近づけ穴に差し込む
ネジ穴の位置に合わせる
ネジ穴を合わせ、ネジで固定する
全てのネジやカバーを撮った写真を参考に元どおりにはめ込む
まとめ
ギア付近の部品は一体型で重いので、筋力を活かすにせよ腰を痛めないよう、腰より上の位置になるべく部品を持ち上げてから行うといいです。あとは、元の部品の設置位置を覚えておくために、先にスマホで全体の写真を撮っておく必要があります。
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