しゃがむことは血行を悪くして、あまり身体に好まれる体勢でありません。実際、無理をしてしゃがんで草抜きや農作業をしていた私の母は、足や腰を痛めて一時は四つん這いにならないと移動できない程になりました。そこで、スキッジャーという草取り機を田んぼで活用し、しゃがむ機会を極力減らして身体に過剰な負担をかけない草抜きが実現できたので、ご紹介いたします。
無理は禁物、道具を活かそう
しゃがんでの農作業は足腰に何気に凄まじい負担を強いることになってしまうので、”今”たまたま大丈夫だったとしても、長い目で見ると体にケガや疾患をもたらす可能性は高齢になるほど高まります。
自分の将来も、身体に無理をさせてしまう可能性がないとは言えません。そんな先々を見越し、できるだけ長く農と生きるためにも、スキッジャーを田んぼの草を負担軽減しながら抜くのに活用します。
苗のように草の伸びが顕著な場所
田植えの時に油断して、少しでも畔際の草を中途半端に放置しておくと、草はどんどん伸びます。なぜなら、苗の近くは肥料もあるし水もあり日当たりもあるので、草にとっても成長するには絶好の場所となってるからです。
しゃがまずに草をとれるのは嬉しい
こうなってしまうと、長靴で腰をかがめて圃場の水中に入り、しゃがんで草を抜くのが一般的です。しかし、スキッジャーを使えば、畔から草を抜くことができて少し楽ができます。
草を取るだけじゃなく、手元に草を持ってくるのも可能
こうして草の根の下めがけてスキッジャーを差し込みます。この時、刃先は地面に対し角度は30度ほどだと草の根の下に届きやすいです
すると、実際に根の下に差し込んだ結果、こんな感じで抜けます。抜いてスキッジャーの先端に草の根に着く泥が張り付き、葉はスキッジャーの柄側に倒れ安定します。
本格的な水中でも効率よく生えてる草を取れる
これを繰り返しスキッジャーで畔際に運ぶことで、水中の草がどんどん片付いていきました。
本格的な水中でも手元にスキッジャーで草を持ってこられる
左手が深みの場所でも、少し右足を入れ、スキッジャーを斜めに差し込みます。
すると、こんな感じで抜けました。水中に侵入していかなくても立ったままこうして抜けて刃先で手前に持ってこれるのは、しゃがむ負担がなくなったことを考えると非常に大きなメリットです。
ちりもつもれば山となる
ここでも、こんな感じであっという間に畔際は抜いた草でいっぱいになりました。
まとめ
スキッジャーはこのようにして、しゃがまずこれだけの草を集められ、身体(腰)の負担が減らせます(^^)。特に水田や土質が柔らかい地面等で土を動かしながら草を抜きたい時に足腰の負担を最小限にして草取りに活用できる道具です。長い目で現在されてる草を無くす作業を年単位で行い続けたい場合に、身体の負担を減らせれる草刈機なので活用をおススメします。
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