自宅wi-fiで見守れる距離:溝切作業編

wi-fiで住宅と農地を結ぶ 脳力を活かす
屋外で家事と農作業、家族との連絡を平行して行うのに、自宅wi-fiが活躍します。

昨年の苦労を挽回するための一苦労

昨今の夏、暑い日が続きます。我が家の田んぼは田植えから40日程過ぎ、中干しと言って田に水を張るのを止めることで稲の成長を一時的に止め、日光で干して田を固める時期です。去年は排水がうまくいかず、妻子には稲刈り時にぐちゃぐちゃの田んぼをカマで手狩りさせる羽目になり、苦労をかけました。

溝切作業を試すことに

そこで、今年は中古で購入した、丸山製作所製の乗用型溝切機で排水溝までの溝を切る作業をし、確実に田を固めることにしました。

お留守番の娘が気になる

しかし、朝一に妻が「私、12:30に髪を染めに行ってくるから妹ちゃんは家においていくからね」と匂わせ発言。心にひっかかりがあるまま10時に息子と軽トラに溝切機を乗せて出かけました。

溝切機で溝を切った直後の様子
手前の水が年中たまりやすい箇所もきれいに排水されることを願います

日陰となる場所でこんな状態では一向に乾かないですね。植えないと決めた場所とはいえ、刈り取り作業時に水でぬかるいんでいては機械の移動時に面倒なことになります。

溝切り作業開始!

溝切り作業中
緑の中に苗を踏まないよう分け入ってくのには、細かなバランス感覚が求められます

田んぼの息子をケア

地面はぐちょぐちょで、息子はしょっちゅう田に足をとられ「HELP!」の連続。そうこうしてると、いつの間にやら太陽が照り付ける炎天下に、、、。そこで、止めた軽トラに一時退避して水分補給をすることに。

溝切り後の田んぼ
溝が一部重なって水が通っていない箇所は、固まらないうちに鍬で手直しします。

息子の顔は赤く汗だらだらなので山の木陰に止めた車へ。尋常じゃない炎天下なので、最後の一列の溝切り作業はやらせてやると約束して、そのままエアコンの効いた車内で休ませることにしました。しかし、手持ち無沙汰でかわいそうに思い、好きな動画をYou tubeで見ていいと言ってスマホを渡しました。200m先の自宅に設置したwi-fiルーターAX73とAP(中継器)RE605Xのコンビを活かして自宅wi-fiを田んぼまで飛ばし、You tubeをwi-fi扇中2本アンテナレベルでありますが見させてあげられ、現場へと心おきなく戻りました。

車に強い日差しを避け避難した息子
退屈であろうとスマホを渡し、自宅から繋がるwi-fiで好きなYoutubeを見せてあげました。

自宅の娘の見守り

そして、あとは息子にやらせる最後の一列の溝を残すのみとなった時、今朝の妻のあの匂わせ発言を思い出しました。ㇵッとして時計を見ると12:35。「えー、もう5分過ぎちゃってる。妻はまだいるかなぁ!?」そう思い、軽トラに戻り息子からそのままスマホを返してもらい、あわてて自宅のecho show8へアクセス。ぼんやりした画面から徐々に自宅のダイニングルームが映し出され、寂しそうな娘一人の姿が。

すぐさま

私「お母さんでかけた?」

娘「うん」

俺「あとちょっと待ってて、15分くらいで帰るから」

娘「分かった、待ってる」

そしてすぐに息子と現場に戻りラストの作業を再開

見事、息子の溝切り作業も成功!

息子が切った溝
この溝が、水たまりができ泥田化してしまうのを防いでくれます。

そして早々に片づけ、溝切り機の洗浄は後で自宅でやることに。ありがとう溝切り機、そしてAlexa(echo show8)!

使用後の溝切機
経費節約のため、中古で購入。納屋にストックしている端材は、こんな時にも支える道具として活躍します。

無事帰宅し、妻の作っておいてくれた冷やし中華で3人で遅めの昼食をとりました。うまい!

そうそう、翌朝インターバル速歩も兼ねて田んぼの観察に行ったところ、見事水は排水されていました。

溝切り作業の翌日の様子
きれいに排水されていました。

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