重いお米を負担ない重さにして小さな力を活かす

脳力を活かす

農協で乾燥・調整処理をして農家に引き渡されるお米の1袋は30kgが一般的です。そして、この一袋、玄米状態(胚芽が付いた状態)では比較的日持ちしやすく、消費者に直接販売されることもありますが、重いです。とても老人がお買い物で気軽に買える重さでありません。それなら、これを令和の米騒動で苦労されたご老人含めた買い物弱者の方の負担を軽減させる形で販売しよう。そんな構想の下、様々な方々が小さな力を活かして扱える重さにしようと試みました。

ご老人の買い物を見て思う事

父が買い物でできるだけ脳と身体を使うのはいいことだと思うので、レジと車の近くまでの運搬は父自身でやっています。

しかし、買い物をしている多くのご老人を見ると、店外含め大きな重いもの(お米等)にカートの場所をとられ運ぶのにも苦労されている姿を見かけます。

人の力を活かす

令和の米騒動のニュースを見て改めて、自分の力を活かしてそんな方々の力になることをしようと思い立ちました。といいつつ、具体的に何をすればいいのか。まずは自分の家庭で米に関し高齢父母の負担軽減に活かせていることを挙げます。

父母は米の負担を軽減し小さな力を活かしています

父が私にアウトソーシング

この冷蔵庫(ファームストッカー)から30kgを腰に引き寄せて出します

精米機近くまで30kgを運びます

結び目を解きます。

開封します。

30kgを腰に一旦引き寄せ、精米機に一気に流し込みます。

眼力を活かし青米・黒米・白米・割れ米を見つけます(この写真では下部に青米が見えます)

機械に米が引き込まれる前に青米・黒米・白米・割れ米を回収します。

父母の棟にある米びつクーラーに入れます。

↓↓↓

こんな大変な作業をやる必要がなくなった分、父は自分の持てるだけの買い物をするゆとりの時間が生まれました。

母の負担軽減

私の入れたお米を母が下から少量出します。

しゃがむ必要がありますが、父も合わせて高齢の所帯2人分なのでだいたい2合(約300g)の量を、右のボタンを押して取り出しザルに移すだけです。

そして、それをキッチンのシンクまで杖をつきながら持って行きます。

生活の中で3点杖を活かして身体を動かす
母は3点杖を活用して動き回り家事を行います。

それから、手指の巧緻性を活かして米をとぎます。

といだ後の米

水を入れ炊飯器にかけます。こうして杖をつきながらでも、小さな力で無理なく自炊ができています。

↓↓↓

こうして母は重い米は家で小分けに調達できるので、買い物でも重い米等は運ぶ必要もなく、その他の食材を入れるスペースがカートに生まれます。

そんな姿を見て、高齢者の重い買い物を軽減させるには、

①軽めの物に絞った買い物、

②重い物の運搬はアウトソース、

更に、③自宅で扱いやすい大きさにする必要があると思いました。

残念!
残念!

でもそんな設備は一般家庭にありませんね。

そこで、老人が片手で持てるくらいの重さの限界をAiにたずねてみました。

ChatGPTに聞いた結果、女性も男性も共通の重さの限界値は3kg辺りのようです。

そして、今回初めてGoogleのAiのGeminiにも聞いてみました。

両Aiに共通する3㎏程度が平均的に見て限界だと分かりました。

そこで、早速ホームセンターで3㎏がちょうど入る米袋を探しました。

すると、ちょうど3㎏で、簡単なシールで開封できるものが見つかりました。

農家で一般的な30㎏の袋の1/10の3㎏でかなり持ち運びやすくなりました。

これでしたら玄関先で宅急便屋さんから簡単に受け取れます。

また、冷蔵庫にも入るサイズなので新鮮さを保て、利用したい時の出し入れにも苦労しません。

生活の中でご老人を始めとする買い物弱者の力を活かす一助になれたら幸いです。

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