重い力が動きを生み、負担をなくせば衰える

重いものを持つ時は腰を落として持ち上げる 農力を活かす

今年農協に依頼をしていた米の乾燥・調整が終了したので(晩成品種)、カントリーエレベーターに取りに行きました。1袋重さ30㎏の袋8袋の運搬は成人の50歳はなかなか体験しない負荷です。しかし、重い力のかかる作業をするからこそ、動けるよう日々身体のメンテナンスをしているわけで、無理をしない程度の負荷を身体にかけることが衰えない秘訣だと最近思います。

年相応のちょっと重い、が動きを生む

父が82歳になった今年の夏、毎日父がバケツの水を畑へ運んでいました。お米を運んでいた頃の身体のケアが畑作業に活かされているんだなと思い見ていました。

バケツに水を入れる父

すると、やはりお米の時と同様に、腰の重心を落とし、運ぶ物をできるだけ腰に近づけて腰への負担を軽減し運んでいました。

重い物は腰をしっかり落として持ち上げます

目的を運動にする

私も米運びにその持ち方をまねて活かしています。まず、お米を載せ降ろししやすいよう軽乗用車(ハスラー)のシートのセッティングをします。

お米を運ぶため軽乗用車(ハスラー)のシートをセッティングします

次に農協に行きました。受付の書類には、自分で作った米なので自己米と書き、引き取りを依頼します。

保有米引取伝票

それからカントリー内で8袋を積み込んでもらい帰りました。

30kgの米袋が8袋収まった車内

自宅で軽乗用車(ハスラー)のドアを開けると、お米の位置がちょうど腰に近づけやすい位置で、運ぶ際の負担を軽減できました。

横からも後ろからも腰のちょうど近くで持ち上げれる高さに米袋があります。

それから、我が家のファームストッカーという18~19度に保つ冷蔵庫へとお米を運びます。

ファームストッカー

ファームストッカーに入れる際、瞬間的に腰に重さがかかるので、できるだけ早く降ろします。

ファームストッカーにお米を収めた瞬間

最後に、助手席のお米も全て運び終えた頃には軽く汗をかき、良い運動になりました。

最後のお米を運んだ直後の自家用車(ハスラー)

Know農と生きるために

私のブログの、”人の力を活かす 農と生きるために”というタイトル通り、農がエネルギー源を生むだけでなく、身体の動きを生みだしている瞬間です。

Know 農と生きるために

かといって、米づくりの重労働をおススメするブログではありません。今回、今年起きた2024年問題や令和の米騒動を機会として、私の動きで生み出した自慢のお米を誰もが無理なく持って動けるサイズにしてお届けしたい、と考えています。

また、美味しいお米の状態を維持するためのために、50歳なりに脳を活かしあれこれ考えました。

我が家で精米したばかりのお米

人の力を活かす機会をご提供したい

いずれにせよ、私の父のようなご高齢の方でも、適度な負荷を与えるくらいの重さでお米をご提案できたらと考えております。

父が畑に水を持って行った足で採り、おすそ分けでもってきてくれた野菜

次回の投稿に続きます。

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