金土日を有効活用し美味しい米づくりを目指す

ワラ分解キングを散布した後に耕起 農力を活かす

農繁期の金曜はたまに会社を休み、土日は毎週田んぼで農作業します。ただ、元気な稲&おいしい米のため、金土日を元に資材を生み出すことも大切です。我が家は、”金”で腐熟促進の菌を購入し秋の耕起前にまきます。これにより腐食後にワラから出るケイ酸を”土”に吸収させ、苗の根はりを良くします。そうすると、苗は”日”の光を吸収後立派な葉を形成し、光合成によりおいしいお米をつくるのです。今シーズンも終わり、来年のための作業と耕起を行いました。

美味しい米への努力:不良作物の収穫が見込まれる場所は植えない

山の陰になっており日照時間が短い圃場は、最初からあまり良いお米が穫れないと分かっているため、植えていません。

美味しい米への努力:おいしい米のため分解者がより多くのワラを分解しケイ酸とするための環境を整える

刈り取り後の圃場に溝を切って水を抜き、分解しやすい環境にする

来年に根はりのよい稲を作るため、秋にワラ分解キングがよく効くのを目指し溝切りをしました。

溝切り機(手前)

耕起前に水分がかなり多めだったので、ワラの腐熟がうまくいくように溝切りをしました。

→が溝切りの跡

ワラ分解キングを圃場の全面に散布する

耕起前にワラの速やかな分解を目的に、ワラ分解キングを散布します。

ワラ分解キング(化成肥料ではありません)

圃場全体に腐熟促進剤のワラ分解キングを散布します。

2枚の圃場全体にワラ分解キングを散布します。

ワラ分解キングの散布にはまくぞーくんを使い、手でまいていきます。

まくぞーくんという道具で、リュックの中に腐食熟促進剤を入れ、筒を通して繋がっている散布口を左右に振ることで散布されます。

ワラ分解キングを散布した後すぐトラクターで耕起し、ワラに混ぜ込む

トラクターで耕起していきます。

雨が降った日から数日経ち乾燥した圃場になった状態が耕起に適しています

昨年、7万円弱の出費で修理しただけあって、2枚目も順調に耕起できています。

昨年7万弱の修理をかけただけあり順調に修理ができています。

分解するワラは残すことなく圃場で分解させるようにする

耕起が終了したので、側溝を流れる水を活用し、トラクターを現場で清掃します。

エンジン式ポンプでトラクターを清掃

自宅車庫へ帰る途中で落とす土の塊が、思わぬところで人に迷惑をかけてしまうことがあるので、念入りに掃除します。

途中で土の塊を落として人の迷惑にならぬよう、トラクターの細部も水流で土を落とします

すると、これだけの量の土とワラの残渣が取れました。

清掃で落ちた土とワラの残渣

これらは、全て田んぼに戻し、微生物に分解してもらいます。

田んぼに土の塊とワラの残渣を戻し、道路も清掃

おいしいお米を作るための道具は大切にする

清掃も終了し、異常個所も見つからなかったので、自宅の車庫に収納しました。自家消費でない出荷分が多いので、良質米を作る気持ちはメンテナンスでも大切にします。

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