注意力をハイグレードに活かしネズミの被害防止

フレコンの上部がネズミ4に食い破られた様子 脳力を活かす
中に入っていたくず米狙いでここまで損害を受けたので、掃除がまともにやれていなかったことを後悔しました。

三洋ロンバックHG(ハイグレード):HMS‐16Nという非常に使い勝手のいいフレコン(稲刈り後に移送用の籾付き米を入れる袋)に若干のくず米が残っており、それを狙いネズミがフレコンを食い破ってしまいました。ネズミにやられた状況をお伝えすると共に、これに変えて三洋ロンバックHG(ハイグレード):HMS-13Nを購入しネズミにやられないよう注意力を活かして清掃したポイントをお伝えします。

ネズミは目的達成のためには手段を選ばない現実

たまった米が上から出ないようにする覆いですが、ネズミは中のくず米狙いで食い破っています。しかし、この段階でも、横や底さえしっかりしてればまだ望みはあると思っていました。

フレコンの上部がネズミ4に食い破られた様子
中に入っていたくず米狙いでここまで損害を受けたので、掃除がまともにやれていなかったことを後悔しました。

しかし、その望みはすぐに絶たれました。なぜなら横も底も穴を空けられていたからです。

下や側面にも穴の開いたフレコン
上の方だけの損害なら再利用しようかと思っていましたが、重量のかかる側面や底面にも穴が空いていたのであきらめました。

ロンバックHG(ハイグレード)は、紫外線に強い素材、安定を保つフレームを備えていますが、こうなるともうお手上げです。480㎏もの重量の米がこの穴を割き、近くの人間に被害が及ぶ前に使用禁止です。

そこで、再びロンバックHG(ハイグレード)を購入し、今度こそは注意力をハイグレードに活かしネズミ被害に遭わないようにしました。

ロンバックHG:HMS‐13N(前16Nより若干小さいタイプ)を購入

元々30Kgと重く邪魔だったので、納屋の天井に置いた結果、ネズミにやられた16Nでの経験を活かし、持ち運びや清掃時の負担軽減目的で最も小さいHMS‐13Nを買いました。

ロンバックHG、HMS-13Nと16Nの比較
高さは同じ幅は10cmだけHMS-13Nの方が短いです。

勿論、最小の物とはいえ約400㎏の重さの米を4回ほどカントリーエレベーター(乾燥させ、もみ殻を外し玄米にまで処理してくれるJAの施設)まで運ぶものなので、耐久性と容量を兼ね備えるための、ある程度の重さは看過しなければなりません。

HMS-16NとHMS16Nの幅の差
10cmだけ16Nの方が幅が広くなります。

腰痛防止のため注意力をハイグレードに活かして作業

そこで、せめて重いフレコンの取扱中に腰痛でモチベーションが下がるのを防ぐため、作業位置と動き方を工夫をしました。

①腰の負担を軽減する作業位置

重くて長い外観が運搬や組み立て時に負担なので、腰の負担を軽減できるよう軽トラの荷台を作業台として活用します。

段ボールのバンドを軽トラ荷台で切る
軽トラ上に対象物を置いての作業は腰の負担を軽くします

②マニュアルに従い適時適切な道具を活用

カッターじゃなくハサミで注意力を持って開けないと、中の本体を切ってしまう可能性があります。

ハサミで開封
カッターでテープを切ると中身まで切ってしまう可能性があるので、ハサミを使い慎重に開けます。

③段ボールの中のフレームと本体を取り出します。

少ない部品なので、作るも簡単です。

箱にフレームと本体の順に入っている
部品点数が少ない単純構造なので、組み上げも難しくありません。

④開ける際、どう畳まれてるかよく見る

開封時、どんな構造で畳まれているか注意して見て、収納時にその記憶を活かします。

畳まれ方を見る
コンパクトに畳まれていますが、これを購入時の箱に収めようとしてもなかなか入りません。そこで、開封した時に畳まれ方を覚えておくき、収納時に活かします。

⑤重要書類は必ず事前に読む

少しの組み立てミスで破損や事故を招くので、説明書類は事前にしっかり読みます。

重要書類
扱い方によっては、重大な事故に至るので重要書類は読むようにします。

⑥フレームを差し込み穴に注意深く入れる

途中で引っ掛かっても、無理に押したりせず一旦引いて入れなおすようにします。

フレームを四隅の差し込み口に入れていく
青い差し込み口に入れていき、途中引っかかったら少し戻してまた入れる作業を繰り返します。

⑦差し込み穴のゴールを心入れる

引っ掛かったところが差し込み穴とは限らないので、横から見て触り確認しながらフレームを入れます

指先の位置までフレームを入れる
目印のようなものは反対側のビニールテープの位置くらいしかありませんが、おおよそ指で指示した辺りまでフレームが入ります。

⑦入りきったと感じたらフレーム位置を横から確認

フレームをマジックテープで止める位置は黒いテープがされ、短く加工されています。

フレームをマジックテープで固定する位置はちょうどビニールテープが葉ってある辺りです
ビニールテープが貼ってある辺りがマジックテープの位置まできたらマジックテープでフレームの端を固定しておきます。

⑨マジックテープで固定

フレームは全体のバランスを支える重要箇所なので、マジックテープで必ず固定します。

フレームを差し入れたらマジックテープで固定

➉他の隅に組み立てに移る時は差し込み面を確実に広げる

中途半端に広げた状態は、フレームの無理な押し込みを誘発し、更にはメッシュやフレーム等の破損の原因となります。

差し込んでいない部分は折れクセがないように平に整える
差し込む際に折れクセがあると引っかかりがあって差し込みにくくなってしまうため、整えておきます。

⑪下部の米の排出口をしっかり縛る

ここをしっかり縛らないと、下から米が流れ出るので、注意力を持って確実に縛ります。

排出口を固定する
米をカントリーエレベーターで排出する時紐を緩めます。

⑫排出口はカバーで覆いマジックテープで固定

縛った排出口を覆うカバーはマジックテープで確実に留めます。

縛った排出口をカバーで覆いマジックテープで固定
縛った排出口の紐がほどけないよう外側をマジックテープ付のカバーで固定します。

⑬綱を引き本体を起こす

箱状の状態にします。

綱を持ち、ロンバックHGを引っ張って起こす
フレームを各角に差し込んだら、箱状にします。そこで、いったん綱を引いて起こします。

⑭コンバインからの吐出を助ける広口を作る

フレコンに米を入れる際に四隅の覆いが邪魔にならないよう、外側に緑のマジックテープで固定します。

上部の蓋に役割をする覆いを邪魔にならない位置に固定
ロンバックHGは四方の上部に緑のマジックテープが付いています。なぜなら、上部の蓋に役割を果たす覆いが米の搬入時の妨げとなるので、隅に固定しておくためです。

⑮全体の安定性を高めるための固定器具

バックルをして四隅のバランスを整える。

⑯蓋の役割の覆いを閉じて縛る

注意力散漫で米をこぼさないよう覆いがあります。

蓋の役割をする覆いの口を縛る
上から米がこぼしたくない。そのため、蓋の役割をする覆いをかけて口を縛る必要があります

⑰荷台の前部にロンバックHGを委ねるようにして置きます

四面の内一面を前面に委ねた状態だと安定します。

ロンバックHGの一辺を軽トラ前部に委ねる
安定し、安心できるロンバックの軽トラ荷台の置き位置は荷台の最前部です。

ネズミ被害防止のため、注意力をハイグレードに活かして細かな場所まで清掃

小事をなさざる者、大事を成さず”の言葉ように注意力を切らさず清掃する必要があります。そうすることで、ネズミが好む小さなくずを除去し大きなフレコンを維持させます。

側面に付いたくず米(拡大)
メッシュ生地は中が見えやすいメリットがあります。しかし、その反面もみ殻付の米が引っかかりやすい面もあります。
隠れた米
一何も見えないです。しかし、くず米は狭い隙間に入り込んだりしています。

清掃の負担を軽くする道具のコンビネーションの活用

しかし、フレコン内の側面や底面に付いたこうしたくず米をこの体勢から腰を屈めて取るのは結構しんどいです。

胸より下の高さのロンバックHG
腰より高いロンバックHG内部には無理にかがむ必要があります。

そこで、充電式ブロワーで側面のくず米を圃場内で吹き飛ばしました。一方、それでも落ちない米は充電式クリーナーで直接吸い込みました。

カインズ充電式クリーナーでくず米を取る
充電式クリーナーを活用します

ブロワーの充電器とバッテリーパックを共用できるので、カインズの充電式クリーナーを買いました。

カインズのkumikmoku14.4V充電クリーナーKEC07
充電器、バッテリーパック共に共通のものを使え、現場で組み替えるのも楽です。
カインズのkumikoku14.4V充電器KEC-12
この充電器にブロワーとクリーナー両方が適合するので、それぞれに充電器を買う必要がありません。
カインズのkumikoku14.4VバッテリーパックKEC-11A
カインズのkumimokuシリーズのブロワーとクリーナー両方に使えるので、別々にバッテリーパックを用意する必要がありません。

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