ブログのタイトル:農を生かすために人の力を活かす、と同じく、身体も衰えを止め、生かすためには、活用しなければいけません。今回、母が芋堀りで足腰を痛め、医療機関のリハビリを利用しなんとか歩けるまでになりました。その一方で、父は腰痛には無縁で、毎日のようにバケツに水をくみ、畑に野菜の水やりに行きます。しかし、その裏には長生きを願い、足腰を鍛えて生かそうと努力する父の姿がありました。
長時間の低姿勢は鍛えるどころか足腰を痛める
じゃがいも等の土物野菜の収穫は低姿勢になりがちです。しかし、作る作物やタイミングをあれこれ両親に言うのもどうかと思い、その様子を見るだけにしていました。

しかし、案の定、父母は協力してジャガイモを堀ったところ、母が足腰を痛めてしまいました。ここで2人して協力しあって収穫したはずなのに、母だけ身体を壊してしまったのはなぜだろう!?今回2人がケガをするしないに分かれた理由は何だったのか考えました。
低姿勢の作業の多い母
草抜き
今回ケガをしてしまった母は、草刈かっちゃんやスキッジャー等、腰を低くしないで済む除草具を勧めても、日頃から低い姿勢で農作業や除草作業をすることが多いです。

休憩
休憩する時も低姿勢が多いです。この写真の時座っていた椅子もキャンプ等で持ち運びに便利な折り畳みの小さなものです。結局立ったり座ったりする際に腰に負担をかけるのは目に見えています。

休み休みする作業
除草剤を使う時でも低姿勢で休憩しながら休憩することがしばしばあるのですが、やはり低姿勢で休憩します。この時などはほぼ地面に座った感じで休憩しています。

このように、通常の農作業では低姿勢のことが多く、足腰に負担だけかけるような作業をしていたので、急に腰に負担がかかるような芋掘りをして身体が対応しきれなかったのかもしれません。

足腰を活かす
一方、父はというと、生活の中で歩き回ることが多いです。朝起きて外に出ると、まず納屋や畑の方に歩いて行きます。母と違い、作業をしている最中に休憩をしているのを見たことがありません。

農繫期は毎日の野菜の水やりを欠かしません。こうした作業で重いバケツ等を持ち運ぶ際は、よく腰を落として持ち上げ腰に負担がかからないよう心がけている様子です。

負担を減らすため、無理なく工夫する
野菜に水をやるためのかなり重いプラスチックの桶を運ぶ際には、無理をすることいなく一輪車を使って畑近くまで運び、溜め置きます。

野菜に水をやり手入れをします。作業でもあまり屈む作業を続けるようなことはありません。

それから、後片付けをします。次の計画をどんどん立てて行動しています。やることにこだわりがあるものの、慎重かつ無駄なく作業を進めていきます。

そして、野菜を収穫しては我が家におすそ分けで持ってきてくれます。こうして、心づかいまで考えが及ぶのは嬉しいことです。

足腰を鍛える
この年齢(82歳)でよく動くなぁ、と感心するくらい歩きます。しかし、今年の夏は非常に暑い日が続いたので、さすがに父が外に出るのは朝方か夕方くらいでした。そんなある日の夕方、こんな光景を見ました。

外には出れないまでも影ながら自分の足腰を鍛える父の姿に感銘を受け、思わず父の孫である息子にも見習うように伝えました。
まとめ
高齢の父が生活の中で身体を生かし、鍛える姿は、私の将来の手本となりました。高齢者が隙間時間で足腰を鍛えるのに使い勝手のいいナイスデイ!これを使って父が長生きしてくれることを願います。
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