スキッジャーで日本人の手指巧緻性を活かす

スキッジャーと花鋏 農力を活かす
田んぼで全て除草作業完結の予定でしたが、思わぬ展開に、、

スキッジャーという草取機で田んぼから生えるしつこい草取りをします。そこで、まず目標の草の根をめがけて正確に刃先を差し込む際、次に根ごと取った草を回収し、根と穂を花鋏で切り落とす際に日本人の得意な手指巧緻性を活かします。それから抜いて集めてからの穂と根の回収作業、第二の手指巧緻性を活かす作業をする矢先、お天道様の機嫌を損ねていつもと違う場所でやるハメになり、悲喜こもごもの展開になりました。

コセンダングサ対策

田んぼの隙間に生えるコセンダングサ(ひっつきむし)は、種が形成される前にたたいておく必要があります。

コセンダングサ
コセンダングサは黒い種をつけるようになると、それがひっつき虫(私の子供の頃の表現)となり、服につき処分の際やっかいなことになってしまいますので、見つけたらすぐに引き倒すのが正解です。

手指の巧緻性で根のピンポイントを狙う

手指の巧緻性を活かし、根の中心にスキッジャーを突き刺して反対の手で草を抜いて地面に倒します。

コセンダングサを根ごと引き倒します
コセンダングサは根の中心をスキッジャーの先端で一突きすれば簡単に倒せます。

ヒエ対策

頑固な赤矢印のヒエも同様に抜きます。

稲穂の間にのぞく草(ヒエ)
遠くから見ても草があると、みっともなく見えます

手指の巧緻性で地面と強固に結びつく草の根の中心を刃先で狙う

利き手で草の根の重心めがけてスキッジャーを突き刺し(黄矢印)、反対の手で根ごと引き抜く(緑矢印)イメージです。

利き手で草の根をスキッジャーで突き刺し、反対の手で引き抜きます。
しゃがんで刈り取るより根ごとまとめて引き抜いたほうが、処理をするのに効率的です。

右手のスキッジャーで根を離し、左手で引き抜く

地中の草の根の中心に刃先がいくように右手指の巧緻性を活かし、柄の角度を微妙に左右に調整(赤矢印)して突き刺し、反対の手で引き抜きます。

スキッジャーと手指巧緻性のコラボレーション
しゃがんで作業しない代わりに、スキッジャーの柄を手指巧緻性を活かし細かく動かして根の中心に突き刺し、草を引き抜きます。

きれいに引き抜いた後は気持ちいい(^^)

草を稲穂の隙間から除去した状態
きれいになって、気持ちもすっきりします。

たくさんのヒエが取れました。作物だったらうれしいのですけどね(^^;)

田んぼじゅうで根ごと取った草を一か所に集めました
この場所で毎回、草(ヒエ)の根と穂と茎を花鋏で切り選別しています。

雨から避難

朝の陽ざしがきつくない時にやってるので、稲に付いた朝露でズボンはべちょべちょ。そこに、更に雨が降ってきちゃいました。

田んぼでの草抜きで朝露に濡れ、更に雨に降られました。
すぐに止みそうならこのまま作業を続けますが、丁度草は全て回収した時だったので、後の作業は、落ち着いた場所でやろうと考え、全て家の納屋に持ち帰ることにしました。

雨が続いてきたので、ここは新たなやり方で家に一式持って退避しました。当たり前ですが根とセットになった草は株ごとにまとまってるので、持ち運びしやすいです。

雨がふってきたので、田んぼで取った草一式を持ち帰りました
雨の中で草の選別切断をするより、納屋で落ち着いて手を動かす方か効率的だと考え、持ち帰りました。

草を分別

納屋で穂と根を切り分けます。

草の分別
根と穂と茎に切り分けていきます。

穂先・根共に茎と接するギリギリで切ります。

おーっと、そうこうしているとかわいらしいお客様が(^^)。

草の中に虫でもいるのかな?と思っていると、、
草の中には入っていこうとせず、どんどん私に近づいてきました。

カエルです、恐れも知らず近づいてきました。

近づいてくるかえる君
ペットのようにどんどん近づいてきました、何が目的なんでしょうか??

また更に、第二のお客様の姪も登場!そこで、草に交じっていた稲穂をプレゼントしました。

きれいな稲穂をあげよう!
おじさんからのプレゼントとして、きれいな形のままの稲穂を姪にプレゼントしました。

しかし、ひたすら振りまくって

ひたすら稲穂を振り回す姪
あげた瞬間振り回し始めた姪、きれいに見える稲穂を形を崩さずあげたつもりでしたが、、、

あっと言う間に折れちゃった

稲穂が折れる
振り回していればいつかは折れるのですが、そうなるまでに時間を要しませんでした。

次はスキッジャー等の道具に興味深々でしたが、壊されちゃかなわない。

黄色の柄のスキッジャーやその他の農機具を見つめる姪
触りたがるのですが、壊されるならまだしもケガをされちゃ困ります。

残念ながらお引き取り願いました(^^;)

ある程度遊びに満足し、場を離れる姪とその母である私の妹
とにかく色んなものに興味を持ち、触り壊します。さすがに納屋の農業に使う実用具を壊されては困るので、妹が納屋から連れ出しました。

手指の巧緻性を活かし穂と根を切り分け

気を取り直して、穂と根を花鋏で一本一本手指巧緻性を活かして切り分けていきます。

根のみ草から切り取る
ヒエの場合、根は外に置いておくだけで草に再生します。そのため、切り取ったらすぐに廃棄処分します。

草を土に戻しても繁殖不能な状態にする

その結果、残った穂と根以外は農地(畑)で日干し処理します。

根と穂を取った草(ヒエ)
草は種を落とすことがないのでこのまま干からびさせます。

まとめ

日本人が優れているという手指巧緻性を活かしてスキッジャーを器用に動かせば、しぶとい雑草のヒエも分別して再起不能にすることができ、米作りの邪魔をさせないようにできます。

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