かつて在籍した大学で精神疾患となるまで悩んで退学しました。それから別大学に入り親不幸者の自分自身への戒めとして、辞めた大学の書類入れを使い続けると決めました。当時一時はうつのような状態で病院にも行きましたが、再起をして再受験のモチベーションを上げていくまでになりました。当時の私の精神を回復できたのは夜のランニングが良かったのだと、運動脳を読み今更ながら思いました。以下で経緯を綴ります。
私の退学前の状態
考えていた学びとのギャップに悩む
自分を過信し過ぎていたのが、勉強についていきづらくなり挫折を味わい、至らぬ自分を思い知らされました。電車通学が苦痛となり、ふさぎ込んでいたりもしました。しかし、大学にまで入れてくれた親に報いなければいけないとの思いから、無理をして暗い気持ちになりながらも通い続けました。
精神疾患
しかし、現状への不満に悩んで学業に身が入らず、毛根がないような髪の毛がポロポロ抜けて、ついに円形脱毛症になりました。総合病院の皮膚科に行き、悩み過ぎであると諭され、アトピー性皮膚炎も影響しているとして、ぬり薬と飲み薬を処方されました。

退学の決断と次の道のためにしたこと
退学の決意をする
勿論、「思っていた大学と違う」そんな思いでいるのは贅沢な悩みであり、行かなければとそのまま学校に行くことも考えましたが、どうしても通う気持ちになれず退学することにしました。
親不幸を詫びる
まず、当時の大学に行かせてくれていた大学を退学をしたい旨、労力を無駄にしてしまうことの謝罪を親に伝えました。
再受験の決意とお願いをする
それから、別の大学を再受験したいと再度の協力をお願いしました。今更ながらに、再受験しなおすことをこの時許してくれた親には感謝してもし過ぎることはありません。
真に追い求めるべき道を見定める
それから、もう失敗ノートに自分という人間は何ぞやと考え、書きなぐりでた私の結論が”人間は考える葦である”ということわざです。本当にやりたい事とやれることを突き詰めて考え、目標の学科と大学を見定めました。過大な自尊心でこの状態に至った自分への戒めのため、退学した大学の書類入れを使うようにし、今でも引き出しの奥に保管してあります。

うつな心を改善し、モチベーションを上げるためにやったこと
健全な精神は健全な肉体に宿る
うつな気持ちのままでは再受験に向けた勉強も進みません。あれこれ考え、当時自分に足りてないと感じたのはストレス発散の場です。幸い我が家は田舎の田園地帯の中にある家だったので、勉強の合間に気分転換に農道をランニングすることにしました。
煩悩を受け入れる
しかし、脱毛症を人に見られたくなかったので、下の写真で父が身に着けているようなバンダナの黒色のものを頭に付け、その上に帽子を被った状態で走ったのです。羞恥心はあってしかるべきで、それも過剰になってはいけないと思い、自分が最も気にせず運動しやすい夕方以降を見計らってランニングをしました。

狩猟民起因の衝動的精神がもたらす現代社会とのミスマッチ
学業や事務作業等集中力を要する現代は、昔の※狩猟民が獲物を探すような衝動的生き方と相反します。そのため、精これに耐えられない人が精神のギャップを抱えてうつになってしまうことがあります。ですが、そんな時に何か気晴らしになる運動を習慣としていればそうしたストレスも自然に解消するのではないかと考えました。

結果、私はギャップから逃れ他大学を卒業、精神も回復し現在2児の父となっています。
おはようございます。今日も親子で #インターバル速歩 行ってきました。お父さんの背中に蜘蛛の巣がついてる、と言われたので撮らせたけど、ついてないじゃん:-( pic.twitter.com/0xbh3eTITR
— アウトインドア派でいく (@nounoutoiki6) May 5, 2024
そして、最近は運動脳を読み、運動の重要性を再認識して子供との運動を心がけいます。

運動脳の作者:アンデシュ・ハンセンさんはうつ対策は、ランニング30分以上週3回を3周以上続けることを勧めています。
まとめ
モチベーションが下がっていた引きこもり時代、気持ちからモチベーションを上げようとしたのではなく、習慣として運動を続けてみようと決めて実行したところ、本分の勉強がはかどりモチベーションが上がりました。恥ずかしいという煩悩から、人と違うタイミングで、人とは違う出で立ちでランニングしていましたが、結果として運動をして脳が活かされ日々の勉強のモチベーションが上がり、目標の学部の大学に合格できました。まず動いてみて、という心の持ちようが良い結果に繋がったと確信しています。
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