昨年から体力と記憶力が衰えてきた父ですが、農閑期には買い物に執着します。しかし、記憶力・体力共に衰えることで周りに迷惑をかけることが続いたことから介護保険申請をしました。できれば買い物ができる市内のリハビリ総合事業(要支援1&2対象)を利用させたかったのですが、要介護1の認定を受け利用できなくなってしまいました。しかし、考えてみれば買い物は父の筋力と脳力を活かし、唯一の社会参加という側面もあるので、やれるところまで買い物支援を続けようと思います。
最近の父の衰え
運転免許返納
元々、緑内障で右目が特に悪い父は一昨年、運転免許を返納しました。

ごみ出し不可
自分で数百m先まで毎週2回、手で持ったり一輪車で運んだりしていましたが、できないと言い、以後私がごみ出しをするようになりました。

疲労感が強い
夏場は酷暑で、冬場は寒さで外に出ず食べて寝るばかり。そんな生活リズムなので、いつの日か夜中に起きたり、昼間に寝てたりというよう具合に生活リズムが崩れてしまいました。

父の活力
昨年前半までの農繁期は、畑で良い意味でのうのうと生きるために自分の身体を活かしている父の姿が見られました。

しかし、昨年、サツマイモの収穫の際に収穫できない状態になり、結局息子である我々夫婦が代わりにやることになりました。ただ、その反動で父はしきりに買い物に行きたがりました。手間ではありますが、店内を歩いたり買う物の選定から支払いに至るまで父の脳力を活かすのには十分と判断し、私が週末の買い物に付き合うようにしました。

手段的日常生活動作(買い物)のほころび
しかし、転機がおとずれます。私が父と週末に行くのを待ちきれず、一人買い物に行ってトラブルを起こしてしまったのです。黒かばんに入れた財布が無くなったと店内で騒ぎ、私と母が迎えに行くことになったのです。結局、財布は家に忘れてきただけの話でした。

その後も一人でたくさんの買い物をして持ち帰れず、途中にある会社の方にやっかいをかけ、母が迎えに行ったこともありました。そこで、明らかに支援が必要な状態だと家族として考えるに至りました。

介護保険申請に市役所に行く
そんなことがあった後は、市内にある買い物をリハビリの一環として取り入れているスーパー付属の総合事業(要支援1・2対象)に申し込もうと思い、要支援の認定を前提に父と一緒に介護保険の申請に市役所に行きました。

高齢福祉課へ
介護保険申請書類に家族が記載
地域包括支援センターが市役所内の高齢福祉課にあるので職員さんに声をかけました。その職員さんの案内で、介護保険申請のための書類を家族としてその場で書きました。それから、前項でもご紹介した総合事業所の利用も可能となるチェックシート(日常生活がどこまで自力でできているかをチェック)の職員の質問に父が応答し、次回認定調査日を両者で調整しました。

介護保険関係書類をもらう
最後帰りがけに、介護保険関係書類を渡されました。

医師に渡す主治医意見書を取り出す
市役所職員の説明では、書類の中に入ってる主治医意見書は医師の診察を受け、書いてもらい市役所に送っていただいてください、とのことでしたので書類の中から取り出しました。

そこで、善は急げで、その書類を持って父と病院に行こうと、市役所2Fの待ち合わせ場所のベンチに座っていましたがトイレに行った父が戻って来ません。結果、1Fフロアにある同じ間取りの同じベンチに父は座って待っていたようで、フロアさえ認識違いをしている父の老いを改めて感じた次第です。

主治医意見書を書いてもらいに病院へ
それから、父の通院歴のあるお医者さんに行き、介護保険の申請のために主治医意見書が必要ということをお伝えし、市役所からお渡ししましたもらったそのままをお渡ししました。そして、受診で父はもの忘れ検査を受け、異常はなかったものの、家族として父が最近スーパーに一人で買い物に行き、周りの人に迷惑をかけてしまったことを先生にお伝えしました。その日はそれで帰りあとは認定調査の日を待つことにしました。

病院の帰りにも買い物へ
っと思いきや!帰りの車中で相変わらず父が買い物をしたいと言うので、連れていきました。普段行き慣れていないスーパーでしたが、私が水先案内人のように欲しいものの場所を探して買い物を済ませました。どんだけ好きなんだよ!買い物が!(;^_^A

初の介護保険認定調査
介護保険認定調査は本来なら対象者本人の生活環境もうかがい知るために、ケアマネージャーさんが自宅を訪問し、生活環境も見ながら本人の状態を確認するのが一般的のようです。しかし、父の妻(私の母)がそれに抵抗があったため、私がキーパーソン(ケアマネージャーさんから見て、本人のことについて話す主たる親族)となり地域包括支援センターに連れていって行うことにしました。

私の希望的観測
私の想像:要支援
このように、父は買い物にも行け、以下のような要支援の要件にも合致する行動をとり基本的日常動作はできているので、私は以下のことから要支援かと希望的観測を抱いていました。
食事
一昨年頃から父は食事用エプロンをしなくてはポロポロとご飯をこぼすようになったものの、自分で”食事の準備や片付けはできています”

排泄
排泄も自分で土間にあるトイレに行くことができています(土間への降り口とトイレ内には手すりを設置済)。

でも、たまに失敗してしまうことがあります。そんな時は部屋の芳香剤を買ってきてあげます。

実際の判定:要介護1
しかし、私の希望的観測に反し、認定調査後1カ月ほどして郵送で届いた結果は要介護1でした。どうしてだろうと思い調べてみると、要支援の条件に合致していても、以下のような症状が見られた場合は要介護1とされることがあるそうです。

要支援のように見えて要介護1と認定される理由
下記①②の場合、要支援の要件でも要介護1と判断されることが多いらしいのです
①本格的な認知症が疑われる場合
父は該当せず:父は一昨年に※”水頭症”と医師に診断を受けた一方、認知症の診断とはされませんでした。また、今回行った病院での”※もの忘れ診断”で医師の診断を受けても、もの忘れが顕著だとも診断されませんでした。
②思考力や理解力に明確な低下がみられる場合
父に該当⁉:家族から見た問題行動を医師に伝えた総合的に判断され要介護1になったのはそれかもしれません。
※”水頭症”:左右の前頭葉の間に水がたまることで日常動作に必要な脳の部位が圧迫され、記憶、失禁、ふらつき、等の身体機能の症状として表れる。
※もの忘れ診断:日常生活での自分が行っていること等を看護師の質問で答えた結果で判断される診断です(家族の立ち合いはできないのでチラッと聞こえた内容でお伝えしています)。
要介護1認定後の介護支援
買い物はしょっちゅう行きたがるので、週末の自分の仕事が休みの時に連れて行きます。

歩行
杖をついてスーパーの入口に向かう父です。極端な前傾姿勢ではなく、歩く事も問題ないものの、不安があるということで杖を持っていきます。そのため、色んなところに忘れてきてしまうことも多いので、いつもの杖を忘れていないか家族としてチェックする必要があります。

会計
いつもできる限り、自動会計機近くに駐車して父を待っています。そんな中、お店の方は行動がゆっくりな父にイライラされる方もみえるかもしれませんが、すいません、という気持ちです。というのも、買い物は今や父の唯一の生きがいであり社会参加の術なので、会計で「俺がやるわ」では父の脳力が活かされないのであえてしていないのです。すいません。

買い物をしたものの梱包材の用意
本人が持つバッグにはエコバッグも入っているのですが、いつも入りきらないので使う機会がほとんどないです。そこで、父はスーパーで用意されているダンボールを活用しています。

脳を活かす
自分の買い物の量・箱の大きさを考え合わせて箱詰めしていきます。

箱が自分の思ってたように収まらないと、几帳面な父は途中でもバラして箱を変えます。そのため、待ってる方はちょっとイライラしちゃいますが抑えて抑えてヽ(`Д´)ノ。

筋力を活かす
たくさんの買い出しの時は、それって年末の買い出しじゃね!?って思うくらいたくさん買って戻ってきます。父はこれを帰宅後に自分でキッチンまで運び、冷蔵庫や収納棚に入れていきます。

まとめ
要介護1になっても、それをもってして買い物ができないといったことは勿論ありません。そこで、衰えがある作業は見やすい場所で見守りつつ、本人の今できる自助努力で買い物、会計、運搬をして脳力・筋力をフル活用することが最も重要だと家族として感じています。
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