私は草刈りが嫌いでした、できればやりたくない。でも先祖から受け継いだ田畑があるからやむを得ない、という気持ちでしたが、何とかこの無駄に思える時間を有意義にできる方法は?と考えたのが、草刈り+運動の考えです。これに加え予防的なメンテナンスの見地から、草刈り時間短縮のための草刈機メンテナンスを行うことにより、現場での急なトラブルにより時間がとられることを極力予防することに努めるようにしました。
ドウカン草刈かっちゃんの予防的なメンテナンス
日常での予防的なメンテナンス
簡単メンテナンスの草刈かっちゃんでもご紹介しているように、出発前や現場で発見した些細な異常はその場で、以下のようなスプレーを使う等して解決するように心がけた結果、特にこれといってトラブルは発生しませんでした。
しかし、運動感覚で頻繁に使用していると、さすがに3年もしたら、バネが壊れたり刃先の刃こぼれもするようになりました。そこで、今回は刃こぼれ部分を修正することにしました。
刃こぼれが疑われた時の予防的なメンテナンス
青のラインの辺りが、ところどころ細かな刃こぼれをしていてくすんだ感じがしています。
水と砥石を用意して、刃先を研ぎます。できるだけ細かな目の粗さの砥石で、くすんだ刃先に触れる感じで研いでいきます。
ほんの5分この作業を続けると、以下のように輝きも取り戻し、刃こぼれだった箇所も目立たなくなりました。
自走式草刈機の予防的なメンテナンス
日常での予防的なメンテナンス
ホコリや汚れの残りは故障の原因になります。使わない時は布等で覆ってホコリがはいらないようにして、タイヤや刃の汚れは作業後に取り除いておきます。
エンジンのかかりが悪い時の予防的なメンテナンス
プラグのチェック
エンジンのかかりが悪いと感じたら、プラグをプラグレンチで外しチェックします。
プラグの新品と比較すると、その違いが分かります。
長い間使っていると、右のプラグのようにくすんできて、エンジンの点火部(上端)の状態が悪くなりかかりにくくなります。
プラグのくすんだ先端を磨く
そんな時は、火花の散る先端部(この写真で言う上端部)のくすんだ部分を以下の工具で磨きます。
キャブレターのチェック
それでもエンジンがかかりにくい時があります。そんな時はキャブレターを疑います。平らでホコリのたちにくい場所を選びます。
ネジを外していきます。
エアクリーナーのそうじ
開けるとエアクリーナー(スポンジ)が見えます。このエアクリーナーを傷つけないように汚れを取ります。
これぐらいまで汚れを落としきったら、エアクリーナーを外し灯油に付けて湿り気を残した状態にします。
エアクリーナーを支える内側のフレームも外します。
すると、キャブレター内部が見えます。
キャブレター内部のそうじ
エンジンを始動させ、キャブレター内部に以下のスプレーを噴霧します。
私はこの但し書き通り、エンジン始動し噴霧を繰り返したのですが、エンジンが止まってしまいました。
そんな時でもしっかり噴霧したところで、エアクリーナーの取り付けに入ります。
全て元通りに部品を付けなおし、カバーネジ締めをして完了です。
予防的なメンテナンスが効率的な草刈りを実現する
自走式草刈機は、勿論こうした傾斜を得意とする草刈機です。
しかし、このように障害物に近い点や線での草刈りは、草刈かっちゃんを有効活用し、比較的面で刈れるところは自走式草刈機という使い分けができると、特に昼間が炎天下のような環境ではメリハリのついた草刈りができます。
この両草刈り機のコンビネーションを実現させるためには、やはり上記のような予防的なメンテナンスを行うことにより現場での故障を極力減らす必要があるのです。
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