草刈機での草刈りは障害物があるところではできない。そんな考え方が今までの常識でしたが、そんな常識を覆す草刈機が草刈かっちゃんです。写真のような電気柵の下もピンポイントで刈れ、かゆいところに手が届く無動力の草刈りができ、なおかつ筋トレ草刈可能な草刈かっちゃんです。これを私の場合は休耕中の農地あるいはピンポイントとして気になる、ここが~という箇所で活かして除草します。田んぼの通常では刈りにくい箇所で実践したのでご覧ください。
草がみっともなく生えるところ
我が家の田んぼには、水がなかなか抜けない状態の泥田化している箇所があり、田植え、稲刈りで家族の負担がかかってばかりでした。そこで、そんな箇所には植えないと決めたのですが、後に残ったのは草問題です。手前が植えていない箇所になるのですが、どんな風にみっともなく草が生えていくのかその過程をまずはご覧ください。
田植直後
令和6年6月10日、植えたばかりなので、まだすっきりしています。少し手前が植えてない感じがするくらいで、草による景観を変える程の変化は見えません。

田植2週間後
令和6年6月22日、この間の初期除草剤の散布のおかげで草は生えてきていません。しかし、お気づきでしょうか、水面にところどころ緑の物体が浮いているのを。実はこれ、田植え前の耕起(白すり)で土の中にすき込むはずだったはずの草がすき込まれず、浮いて漂っていたものなんです。

田植1カ月後
令和6年7月6日、ところどころピョンピョンと草がでてきています。奥の山も緑一面で、植物にとっては育ちやすい時期ですね。ここで気になるのが、真ん中の箇所です。浅瀬のようになっていて、漂っていた浮き草が根を張ってしまった様子です。

田植約2ヶ月後
令和6年7月20日、中干しのため水を落とした直後です。苗の真ん中の手前で根付いた草は四方に伸び放題になってかなり草が目立っています。中途半端に水がついていると、草が一気に伸びていきます。

そこで、前回手前左に浮草は根づいて成長してしまったものについては、草刈かっちゃんで水中の根元から全て切り落としました。
中干し中に草刈かっちゃんを使いました。
上の写真の中心部分で目立っていた草に近づいた時の写真です。このポイント含め稲の生え際等で、目立っていた草をピンポイントで草刈かっちゃんで刈っていきます。長靴で泥の中に入り、苗が手前に迫ってる辺りの草に近づいていきます。

この時、草まで最低限の歩数で近づき、足跡が残らないように心がけて刈りました。

草刈かっちゃんは、1.2㎏と軽くて人力で刈っていくタイプの草刈機なので、圃場内の泥の中で重みでバランスをとられる等して、無理な体勢でふんばることもありません。

圃場内を草刈かっちゃんで草刈りして1週間後
令和6年7月27日、圃場の真ん中はスッキリしました。右側にポツンと生えているような草にも気をとられます。しかし、それはいつでも除草ができるものなので、目立っていても同じタイミングで除草する必要はありません。後日の畔を刈る際に一緒に刈ってしまう予定です。それより、雨の降り具合如何によってアプローチや除草にも影響がでてしまう真ん中部分は、よいコンディション(適度に濡れた状態)と判断した時に除草します。

まとめ
ぬかるみで足が取られそうな場所に目立った生え方をする草に近づき、除草しました。そんな慎重を期すべき時には、私は普段から重宝している草刈かっちゃんを活用してピンポイントで草刈りをします。すると、扱い慣れていたこともあってか数分で除草できます。草刈かっちゃんがなかったとしたら、道具と自分をどろどろにしながらの作業じゃないとできなかったところを、無駄な労力なしで圃場内の草刈りができました。
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