スキッジャーと花鋏の棄滅の刃が草を再生不能に

スキッジャーと花鋏は棄滅の刃 農力を活かす
草を抜き、運ぶスキッジャーと、草の首と言える根を切る花鋏の最強コンビです

田んぼでは大量の草(稗)が取れますが、文献を読むと「切った草(稗)は田んぼに残さず持ち出しましょう」と書いてあります。しかし、そうなると、圃場内から草を取って道路際へ運ぶ身体的負担、更には軽トラのエネルギー消費による金銭的負担もかかります。そこで、アニメ界の鬼滅の刃ならぬ、除草界の棄滅の刃(スキッジャー&花鋏)を活かして負担のない状態で身体を動かすことにより草の根絶を目指そうと考えました。

無残に日に照らしても草(稗)はすぐに再生してしまいます

根が土に付いていない状態で日に照らされた状態でも1カ月も生き続けるヒエという草は、ある意味アニメの鬼滅の刃の無惨よりしぶといかもしれません(~_~;)

土地の荒廃を防ぐために、農と人の力を活かし草の首を取る

しかし、人手不足の世の中で、こうした雑草が伸び放題となり土地が荒廃してしまうのを防ぐには、農と個々の身体を活かすことで人間・環境が共に相乗効果となる道を見出していく必要があります。

草が抜けない時は他の刃物の助けも借りる

まれに抜けない草は、無理に腰に負担をかけず草刈かっちゃんで根元から切ります。更に、水たまりや側溝等の水が近くにあるなら根の土を洗って落としておきます。

抜きにくい草なら無理せず根元から切り取る
本来なら特にヒエのようなしぶとい草は根ごと抜き取るのが望ましいですが、負担がかかり過ぎてしまうようだったら、草刈かっちゃん等負担のかからない道具を活用することで根元から切り取ります。

日が昇るまでに退治せよ

そして、集めた草は椅子に座りながら、根がついたままの株ごとに処理していきます。

花鋏で穂と根を切るために集めた草を一つづつ処理
集めた草に近い位置に携帯用の椅子に腰掛けます。そして、手元に一株づつ持ってきて花鋏で穂と根を切り離していきます

花鋏で穂を切り、袋に入れていきます。

草を刈るだけにしている方は多いでしょう。しかし、そうすると結果として種を地面に落としてしまうので、私は切って分別します。

花鋏で穂だけを切り、まとめる
そこで、ビニール袋は念のため何枚かを用意しておき、穂を切ったらすぐにビニール袋に入れるようにしています。

封詰めします

穂の種がぽろぽろ地面に落ちてしまうので、あふれそうになったらすぐに封を縛ります。そして、一杯になったら都度口を縛って新しい袋に詰めていきます。

種を地面に落とさない
せっかくビニール袋に入れてもポロポロと種がこぼれ出ることもあるので、穂であふれそうになったら、ビニール袋の口をすぐに縛ります

草(稗)の首である根を断ち切る!

穂の処分が済んだら次は花鋏で根を切り、これも袋に詰めます。仮に、穂を入れた袋のスペースが空いていたなら根で蓋をする感じで、根を詰めていきます。

根も穂のように袋にまとめる
ヒエは根だけでも生き残れる生命力を持っているので、忘れて地面にヒエの根だけ放置すると、そこから再生し穂をつけようとします。

とどめで日の光にさらす

残った茎は田んぼ脇に放置で構いません。下の写真のように枯れるだけで再生し種をまき散らす心配はありません。根が付いてると再生しようとしますが、根を切る離せばさすがに再生することはありません。

茎は圃場の端に放置し枯れさす
雑草の全てを持ち帰り、裁断しゴミに出すのは身体の負担が大きいので、再生する心配のない茎は田んぼの端に放置すれば枯れて土に還ります。

ビニール袋に入れて封をした穂と根は一緒に自宅に持ち帰り一般廃棄物として棄てます。

軽量化し袋詰めにされたゴミは自宅に持ち帰り廃棄処分
根と穂を切り離した茎部分は圃場脇に放置し枯れさす等してゴミ軽量化に努め、帰宅後一般廃棄物と一緒に処分をします。

まとめ

若干手間はかかりますが、ヒエを切って、捨てる方法を工夫し分別することによって身体的負担・金銭的負担を最小限にできます。それを助けてくれるのがスキッジャーというアメリカ生まれの草刈機です。これを活用し草刈りすることでがんこなヒエの再生と増殖を食い止められます。

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