サンカの踏み台を祖父母と孫の橋渡し役として生かす

立体土間通路 脳力を活かす
父母が畑と自宅の行き来で土間の通路を使い、息子はそこを横切り別棟に移動する複雑な土間の状態をDIYで一工夫してみました

洗車や車の乗降時に、携帯性と耐久性の面で役立つサンカの踏み台を、父(祖父)がDIYで製作した踏み台と合わせて、祖父母の家・孫の住む家を安全に結ぶ踏み台として生かせるようにしました。

脳を生かして問題解決

母屋に入る土間の入口
靴のままトイレに入りやすい一方、歳をとると踏み外しやすくなり、手すりが必須となります。
トイレに向かう土間
土間は靴のままトイレに行け、農作業の時便利です。

私が子どもの頃から過ごしていた母屋の土間です。使い勝手については問題がなかったのですが、親が高齢になってくると、問題が発生しました。高齢の母が段差を踏み外し転倒したのです。即日父が入口にDIYで手すりを付けて転倒対策をしました。

しかし、母屋に中学生になる息子の部屋ができたことにより、我々の住む離れから父母の住む母屋への行き来しやすくする必要がでてきました。そこで踏み台を購入し、息子が下足を履かず通れるようにすると共に、交差する土間の通路を父母が転倒しないようにDIYで工夫することにしました。(DIYを検討する箇所は上記のメインの出入り口ではないサブの出入り口です)

脳を生かすポイント

以下を考慮しました。

その1:現状把握

交差するだろうポイントを想定

現在の土間の通路を見て必要なものをイメージする
踏み台」、土間通路、それぞれを通ることを想定して、適当な材料、購入品をイメージします。

その2:問題を特定

息子が離れから母屋に渡りやすいように渡り廊下を設置すると、逆に父母が通れる土間通路の幅が狭まる。

その3:狭くなっても通りやすい土間にする

適当な大きさの端材を探す

端材を使い、狭くなった土間通路の凹凸をできるだけなだらかにして通りやすくすることに。

再利用される木材
現場で必要な大きさ、厚さをおおよそ探り、ちょうどよさそうなものを現場で使えるか寸法を合わせます。

切る大きさを決める

実際に土間の凹んだ部分に端材を当て、だいたいの切る大きさを特定し、マーキングする。

現場で寸法を合わせる
凹凸部分に板を合わせて切断するおおよその寸法をマジックでマーキングします

作業台に載せる

作業台に置いた材料の板
マーカーをした木をそれぞれ切っていきます。

都度、サイズを確認して必要なら追加マーキングをする

マーカーが見ずらくなってしまった
一度手をとめ、マーカーを改めて引き直します。

そして、ひたすら真っすぐに切る

真っすぐにノコギリを引いていく
予め塗ったマーカーを目印にノコギリを真っすぐ引いていきます

もう一枚もマーキングに沿って切る

もう一枚も切る
マーキングに合わせてもう一枚も切っていきます

角をヤスリで削りなめらかにする

やすりがけをします
端のささくれやバリをとるため、仕上げにヤスリがけをします。

はめてみたらピッタリでした😊

ピッタリはまる
DIYした板の下敷きが段差にピタリとハマりました

残った端材は踏み台の下に敷き、ガタつきを抑えるために利用します

残った端材
残った端材は父のDIYの踏み台の下にかませてグラつき防止に使いました

父がDIYして使われてなかったミニ椅子は末っ子ちゃんのステップに

父のDIYのミニ椅子
母が草むしりの際に同型のミニ椅子を使っていましたが、こちらは使われず収納棚に入れられたままになっていたので末の子が渡りやすくするため、踏み板として有効活用することにしました。

普段は使わないので、こんな風に出さずに引っ込めておきます

父のDIYのミニ椅子
末っ子も渡りやすくしたかったので、持ち運び可能なDIYのミニ椅子を利用しました。

両親や子供達が通る土間には精米機があるので、念のため耐震化をしておきます

更に夜に高齢の父母は引っかからないよう、蛍光マグネットで注意喚起しました

蛍光シールを貼った踏み台
高齢の父母が踏み台に万が一にも引っかからないよう蛍光シールで注意喚起をします。

なんとか両親と息子の土間の立体交差が完成しました😊

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