見守りと言っても監視されるのは誰しも気持ちのいいものではありません。そこで、”さりげなく”両親を見守りできる方法を色々試したところ、ITをもう少し実用的にしたIoTアイテムを活かせばうまくいくことが分かりました。我が家には子供が二人いるので、彼らの帰宅時の安全を確認するものだよ（もちろん、本当にその意味あいもあるから嘘じゃない）、と両親に伝えた上でAtomcam2という名のIoT機器のネットワークカメラを設置しています。
大きなものは見える
最近、私が仕事に行っている間に畑に不審物を置いておかれた、と両親は言い、『取り戻しに来る人がいるかもしれない』と言って、畑にある大きな石の上に置いて数か月、一向に取り戻しにくる様子はありません。この持ち主は？と不思議に思い、ATOMCAM2内臓のSDカードを見返しましたが、画像が小さすぎて分かりませんでした。自宅周りは問題ないのですが、敷地外も小さいものまでしっかり見れるような印象ではないです。
３０ｍ先ではっきり見えなかったもの
近くで見ると結構大きいシート＆石のゴミですが、30ｍ離れたATOMCAM2からは、ちらっとしか見えませんでした。そのため、ATOMCAM2は自宅周辺は防犯機能を果たしますが、敷地から外れた近所の状況までは把握できないことを承知しておく必要があります。ですから、自宅の敷地内でも監視したい箇所に設置するためには、できるだけ目標の物体(人)に近いところにATOMCAM2を設置する必要があります。
機器で見れる限界距離
赤丸で囲った部分が不審物が置いてある場所です。言われなきゃ他の景色と判別できないです。３０ｍ以上先は大きな建造物以外判別できないと考えてもいいです。ですから、自宅周辺を見守るのには十分ですが、30ｍ四方の近所を防犯目的で、という場合には不十分だと言わざるを得ません。
不審者対策には有効
しかし、その後両親が畑で農作業中にしつこく土地売買を求める不動産屋が来きたため、行動をAtomcam2で音声付きで残しておくことができ、毅然として相手の非を問いただす証拠にもなりえたので、心強かったです。
寒くなってからも畑に出かける父のさりげない見守り
父が農作物の手入れにどれだけの頻度で畑へ出かけているかは、兼業農家として仕事に出かけている状況では直接見ることはできません。しかし、仕事から帰宅後にスマホでAtomcam2で自動録画した動画をチェックすることができるので、１日の中でどれだけの頻度で畑に行っているのか動画で確認できます。
あまりにも頻度が多かったり、作業が無理しすぎ！？と思えるものだったら、休日に見かけた際に、父がかつて寒くなった際に畑作業をし過ぎて疲れ風呂場で倒れてしまったことを引き合いに「またそうなって欲しくないから」とさりげなく伝え、無理しないよう促します。
寒くなってからも畑に出かけるさりげない母の見守り
母は母で足腰が弱く、これまた農作業で無理をしてしまうことが多いです。典型的なＢ型人間で、なかなかこちらの配慮を素直に受け止めようとしません。そこで、そんな時には、見られることを悟られることがないよう、日を置いてからさりげなく無理をしないよう語りかけます。
この頃はまだ足の状態もひどくはありませんでしたが、それでも整形外科に通う今の状況に繋がるような無理を日常的していたように思います。ひたすら農作業に情熱を注ぎこむことも健康のためにはいい一方で、無理をしている様子の時には諭すことも必要だったと今更ながらに思います。
まとめ
Atomcam2は防犯上では近距離のお庭程度の範囲内で監視するのに役立ちます。一日を通しての録画や、動くものに反応しての録画が見れるので、後で家族が無理して農作業をしていないかを１週間を通してチェックし、無理をしないようにさりげない声がけをする見守りで活用できます。但し、かろうじて見える範囲は大体３０ｍ周囲なので、近所一体の防犯のためには使えないだろうと思います。
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